ウィキッド
Wicked
あらすじ
シズ大学に入学した、緑色の肌と不思議な魔力を持ったエルファバ。
特異な肌の色のため両親から愛情を受ける事も無く、周囲の学生とも馴染む事が出来ずにいた彼女は、 何事にもポジティブで明るく人気者のグリンダとルームシェアをする事に。
容姿が違う二人は、はじめは対立していたが次第に友情を深めていく。
そんな中、この国で動物達の言葉が奪われていくという異変が・・・。
その異変を起こしていた元凶が、なんと国を治めていた「魔法使い」だと知ったエルファバ。
悪事を知られてしまった魔法使いは、エルファバを『悪の魔法使い』、グリンダを『善の魔法使い』に祭り上げ、 2人は別々の道を歩む事になってしまう。
そして、『悪の魔法使い』にされてしまったエルファバは、なんと群衆たちの魔女狩りの標的に!!!
その時、エルファバとグリンダはある決意をするのだった・・・・・・。
果たして2人の歩む道の先には・・・・・・。
原題 | Wicked |
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劇場 | ガーシュウィン劇場 |
上演時間 | 2時間45分(15分間休憩あり) |
プレビュー | 2003/10/07 |
初日 | 2003/10/30 |
公式サイト | https://wickedthemusical.com/ |
みどころ
キャストの歌も踊りも素晴らしいし、セットも衣装も豪華ですが、とにかくストーリーが面白いです!
この話は、『オズの魔法使い』の外伝なので、『オズの魔法使い』を観てから『ウィキッド』を観ると、
10倍も20倍も楽しめると思います。
実際に僕も、出発直前に『オズの魔法使い』をDVDでしっかりとチェックして準備万端にしてからNYに向かいました が、そのおかげでかなり楽しめました。
緑の魔女・エルファバは、なぜ悪者にならなければいけなかったのか?
良い魔女・グリンダは、本当はどんな人物なのか?
なぜライオンは気が弱くて、なぜ彼はブリキの体になり、なぜ彼は案山子になったのか、そして、なぜエルファバは水で溶けてしまったのか?
そんな「オズの魔法使い」の全ての謎が、この『ウィキッド』で解き明かされるんです!
なんていうかこの作品、まるで手品の種明かしを一つ一つ教えてもらうような、そんな嬉しさと興奮と驚きが、たっくさん味わえる作品です!
楽曲
数々の映画や舞台の音楽を手掛けている、『スティーヴン・シュウォルツ』が作詞・作曲をしています!
子供から大人まで誰が聞いても、耳になじみやすいメロディーラインの楽曲が勢揃いしています。
ブロードウェイ・オリジナル・キャストで発売されたCDは、2005年のグラミー賞も受賞!
ちなみに僕のお気に入りは、第1幕のクライマックスで歌われる『Defying Gravity』です!
衣装
緑の魔女・エルファバは、黒を基調としたシックな衣装が多いですが、良い魔女・グリンダは、様々美しいドレスを披露してくれます!
また、アンサンブル全員が、ウィキッドのテーマカラーでもあるグリーンの衣装を着て登場するシーンは見ごたえがありますよ!
キャスト
【2014年11月】
エルファバ役は、「クリスティン・ドワイヤー」が演じています。
彼女もまた「RENT」でモーリーンを演じていたことがあるそうです。
≪鑑賞時の感想≫
僕が観た際に印象に残ったのは、エルファバ役の「ケリー・エリス」!
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、「ミス・サイゴン」、「レ・ミゼラブル」にも出演していた女優さんです。
エルファバが切なく悲しい運命を背負いながらも、心の強い女性をしっかりと演じていて感動しました!
ちなみに、エルファバのオリジナル・キャストは、僕の大好きな「RENT」でオリジナルキャストでモーリーンを演じ、最近は「アナと雪の女王」のエルサを演じていた「イディナ・メンゼル」でした。
イディナの演じるエルファバも観ておきたかったです。
◎2010年1月、エルファバ役は『DEE ROSCIOLI』が演じていました。
◎2011年1月、エルファバ役は『MANDY GONZALEZ』が演じていました。
客層
とにかく子供から大人まで、老若男女色んな人たちが客席で埋め尽くされていました!
本当に誰が見ても楽しめる素晴らしい作品だと思います!
トニー賞
【2004年】 主演女優賞(イディナ・メンゼル :エルファバ役)、装置デザイン賞、衣装デザイン賞の3部門を受賞!
ブロードウェイに行く前に・・・
まずは、こちらの映画をチェックしてから劇場へ!
●『オズの魔法使い』
楽曲の予習はこちらでどうぞ!ミュージカルのサントラです!
●『Wicked: A New Musical[Original Cast Album]』
動画で内容をチェックしよう!
劇場情報
ガーシュウィン劇場
Gershwin Theatre
サイン&開場時間
開場時間
公演開始時間の1時間前に開場します。
サインについて
終演後に出入口付近で待っていると、キャストが出てきてくれますので、そこでサインをもらう事が出来ます!
(場所については、人だかりが出来ている事が多いので迷う事はないと思います。)
ブロードウェイミュージカルは、会場に入り座席に向かう際、「PLAYBILL」という無料のパンフレットをもらう事が出来ます。
そのPLAYBILLの表紙にサインをもらう人たちが多いので、終演後にPLAYBILLを持って、キャストが出てくるのを待ちましょう♪
マジックやサインペンを持っていくのを忘れないようにして下さいね!
持ち込みできるもの
会場内は禁煙となります。飲食物の持ち込みは禁止されております。カメラ、ビデオの持ち込みは禁止されております。
大きいバック、ブリーフケースなどのお持込は出来ない場合がございますので、荷物は最小限にすることをお薦めいたします。
アクセス&周辺情報
ガーシュウィン劇場は、
きらびやかな看板やネオンが数多くあり、毎日夜遅くまで賑わっているタイムズスクエアから、
徒歩で約10分の場所に位置しております。
タイムズスクエア周辺には、多くのカフェやレストラン、そしてホテルも軒を連ねているので、とても便利なエリアだと思います!
利用される交通機関にもよりますが、空港からは1時間程度で到着となります。
会場へのアクセス
ガーシュウィン劇場を含むほとんどの劇場はタイムズスクエア周辺にあります。
このエリアまでくれば、大体が徒歩で探せる劇場ばかりです。詳しい位置に関しては、MAPをご覧ください。
地下鉄の最寄駅は、C・E・1の50th St駅となります。
治安
ブロードウェイには、30作品以上の劇場が密集しており、毎晩、大勢の観光客が様々なミュージカル作品を楽しんでいます。
タイムズスクエアに近いこの周辺は治安も良く、夜遅くまで多くの人たちで賑わっているので、
終演後も安心して歩く事が出来ると思います。
ただし、細い路地に入ってしまうと夜は暗くて人通りも少ないので、深夜は人通りが多い大きな通りを歩いた方がよいと思います。