- 原題
- In The Hights
- 劇場
- リチャード・ロジャース劇場
- 上演時間
- 2時間35分(15分間休憩あり)
- プレビュー
- 2008/02/14
- 初日
- 2008/03/09
- クローズ
- 2008/03/09
- 公式サイト
- http://www.intheheightsthemusical.com/
あらすじ
舞台はマンハッタンの北西部に位置する、中南米系移民が多く住むワシントンハイツ。
そこでデリを経営しているウスナビの夢は、彼のルーツであるドミニカに帰ることだった。
そして、そのウスナビは、美容院で働く幼なじみヴァネッサに想いを寄せていた。
そんなある日、スタンフォード大学に通うウスナビの友人、ニーナが突然ワシントンハイツに帰って来た。
ニーナは、大学を1年で落第してしまい、奨学金が受けられず、大学を退学しなければならない状況だという。
そんな話を聞いた、ニーナの父ケビンは、自分の経営しているタクシー売って学費にあてると言い出した!
インザハイツの住人が騒ぎ出した時、ワシントンハイツで最も慕われているアブエラが購入した宝くじが当たっていた事を公表し、その額はなんとなんと$96,000!!!
しかし、その直後にアブエラの身に信じられない出来事が・・・・・・。
はたして、その$96,000の使い道は・・・・・・。
そして、ウスナビのドミニカに帰る夢と、ヴァネッサとの恋の行方は・・・・・・。
みどころ
NYに実在する「ワシントンハイツ」という場所が舞台なんですが、どうやら主役のウスナビを演じている、『リン=マニュエル・ミランダ』の実体験がベースになっているようです。
最近ミュージカルは、映画を舞台化している作品が多い中、この『イン・ザ・ハイツ』のように、全くのオリジナルで、これだけ素晴らしい作品を作ったリンは、本当に素晴らしいと思います!
また、後ほど触れますが楽曲も斬新だし、あとはダンスが最高に素晴らしいです!
振付師のセンスとキャストのダンスセンスが抜群のようで、キャストが大勢で魅せるダンスシーンは、 本当にキレがよくって迫力があって、それでいて超クールなんです。
このキレの良さは、『マドンナ』や『ジャンスティン・ティンバーレイク』のバックダンサーとか余裕で出来ちゃうんじゃない???って思ったほどです!!! (ちょっと言い過ぎかもしれませんが、それくらい興奮しました!)
楽曲
比較されている『RENT』も、ロック、R&B、ディスコなど、ブロードウェイミュージカルでは異色と思われるような様々なジャンルの音楽で、若者たちの叫びを表現していましたが、この『イン・ザ・ハイツ』も、ラテン、サルサ、ヒップホップなど、既存のミュージカルとはちょっと異なったジャンルの音楽で表現をしています!
キャストと一緒に思わず体を揺らしたくなるような、ラテンミュージックが満載です!
しかも全ての楽曲の作詞・作曲は、なんと主演の『リン=マニュエル・ミランダ』!!!
ちなみに僕のお気に入りは、オープニングの『In the Heights』と『The Club』です!
衣装
豪華な衣装は登場しません。
女性キャストは基本的にワンピースだったり、男性キャストはごくごく普通のパンツに、シャツやタンクトップという感じです。
キャスト
なんと言っても、主演のウスナビを演じている『リン=マニュエル・ミランダ』!!!!!
主演をしているだけではなく、全楽曲の作詞・作曲、原案も全て彼なんです!
動きも歌い方もとても独特で、本当に個性的で魅力的な俳優さんなんですが、歌えて、踊れて、演技も出来て、ルックスもいいとは、 本当に素晴らしい才能の持ち主です!!!
彼を観るためだけに、この作品に足を運んでもいいというくらい最高の俳優さんです!!!
いや、本当にヤバかったです、『リン=マニュエル・ミランダ』!
◎2009年12月、ウスナビ役は『JAVIER MUÑOZ』が演じていました。
◎2010年 8月現在、ウスナビ約は『CORBIN BLEU』が演じています!
客層
割りと幅広い年齢層の方々が足を運んでいたと思いますが、お子さんは見かけませんでした。
ディズニー作品のように、豪華なセットを見て楽しむような作品ではないので、小さなお子様には向いていないかもしれないですね。
トニー賞
【2008年】 作品賞、オリジナル楽曲賞(作詞、作曲 :リン-マニュエル・ミランダ)、振付賞、編曲賞の4を部門を受賞!
ブロードウェイに行く前に・・・
楽曲の予習はこちらでどうぞ!ミュージカルのサントラです!
●『In the Heights [Original Broadway Cast Recording]』