- 原題
- Chicago
- 劇場
- アンバサダー劇場
- 上演時間
- 2時間30分(15分間休憩あり)
- プレビュー
- 1996/10/23
- 初日
- 1996/11/14
- 公式サイト
- https://chicagothemusical.com/
あらすじ
ナイトクラブのスターを夢見るロキシー・ハートは、自分を騙し続けていた愛人を射殺して監獄送りとなってしまう。
そして、そこで出会ったのは、ロキシーが憧れていたナイトクラブの大スター、ヴェルマ・ケリー。
彼女もまた、自分の夫と不倫していた妹を射殺して投獄されていたのだった。
ロキシーは、監獄生活の中で出会った悪徳弁護士ビリー・フリンの入れ知恵で、スキャンダルを武器にどんどんと有名になっていく!!!
この勢いで、出所後にナイトクラブのスターの座を手に入れようとするが、ヴェルマがそれを黙って見過ごすわけがなく・・・・・・。
はたして、ロキシーとヴェルマに待ち受けていた未来とは・・・・・・。
みどころ
なんといっても、フォッシースタイルと呼ばれる独特な振付が最高にクールです!
このミュージカル、豪華なセットは一切ありませんが、完璧な肉体の持ち主であるキャストが完璧なダンスを披露してくれます。
ストーリーの展開やテンポがとてもよく、スリルもあるし、笑わせてもくれる作品です!
楽曲
数々のミュージカル作品の音楽を手掛けている、「ジョン・カンダー」が作曲しています!
「ザ・ミュージカル」といった典型的とも言える楽曲が勢揃いで、今ではスタンダードナンバーとなっている「ニューヨーク・ニューヨーク」も彼の作品です。
個人的には、「All That Jazz」と「Cell Block Tango」がお気に入りです。
衣装
黒を基調とした体にピッタリとフィットした衣装がメインで、ほぼ下着のような状態にシースルーをまとっている感じです。
キャストのほとんどが鍛え上げられた完璧なボディーラインを持っているので、決していやらしい感じではなく、スタイリッシュでとてもカッコいいですよ!
キャスト
【2014年12月】
ロキシー役は、「ウェディング・シンガー」、「ロック・オブ・エイジズ」などに出演していた「エイミー・スパンガー」が、
ヴェルマ役は、今までも何度もヴェルマを演じている「アムラ=フェイ・ライト」がキャスティングされています。
≪鑑賞時の感想≫
2007年2月7日のマチネで僕が観た時のロキシー役は、なんと、10年前にヴェルマ役でオリジナルキャストとして出演していた 「ビビ・ニューワース(1958年生まれ)」でした!
彼女は10年前、このシカゴでトニー賞の最優秀ミュージカル女優賞を受賞している実力派です。
正直、最初に登場した時、本当に申し訳ないんですが、「 あれっ?!ただのおばちゃん?!」と、思ってしまったんですが、さすがに経験が違います!
観ているうちにどんどん引き込まれていき、最高のロキシーを観る事が出来ました。
◎2008年9月、ロキシー役は『Michelle Dejean』が演じていました。
◎2009年9月、ロキシー役は『Bianca Marroquin』が演じていました。
◎2009年12月、ロキシー役は『Ashlee Simpson 』が演じていました。
◎2010年2月、ロキシー役は元デスティニーズ・チャイルドの『Michelle Williams』が演じていました。
◎2010年8月、ロキシー役は『Ruthie Henshall』が演じていました。
◎2011年1月現在、ロキシー役は『Bianca Marroquin』が演じています!
客層
シカゴの観客は、ちょっと年齢層が高めで僕が観た時は40代から50代の方が多い印象でした。
とは言っても、年配の方ばかりという訳ではなく若い方も観に来ていました。
衣装がかなりセクシーで、ストーリーや雰囲気もちょっと妖艶な感じなので小さな子どもさんには向いてないかもしれないですね。
トニー賞
【1997年】
リバイバル作品賞、主演男優賞(ジェームズ・ノートン :ビリー役)、主演女優賞(ビビ・ニューワース :ヴェルマ役)、演出賞、 振付賞(アン・ラインキング)、照明デザイン賞の6部門を受賞!
ブロードウェイに行く前に・・・
英語が分からなくても大丈夫!
ほぼ同じ流れでストーリーが進行していく 映画版のDVDが発売されていますので、こちらで予習をどうぞ!
●『シカゴ』
楽曲の予習はこちらでどうぞ!ミュージカルのサントラです!
●『Chicago: The Musical (1996 Broadway Revival Cast) 』