ザナドゥ

原題
XANADU
劇場
ヘレン・ヘイズ劇場
上演時間
1時間半
プレビュー
1970/01/01
初日
1970/01/01
クローズ
2008/09/28

あらすじ

ザナドゥ

1980年のカリフォルニア。

自分の仕事が思うように進まず、もどかしい思いをしていた画家志望のソニー。
そんな悩みを抱えていたソニーは、初老の男性ダニーと知り合い、二人は意気投合!
力を合わせて音楽の殿堂”ザナドゥ”を作ろうという事になった。

新たな目標が出来たソニーは、ある日、とても美しい女性キーラと出逢って恋に落ちる。

キーラも”ザナドゥ”を作る事に協力し、二人の愛は深まっていくのだが、キーラの正体はギリシャ神話のミューズ(女神)、「クレイオ」だった。

人間の男性に恋をする事は許されないミューズ・・・・・・。
クレイオの父「ゼウス」の怒りに触れてしまった2人の恋の行方は・・・・・。

みどころ

この作品のみどころは、ローラースケート!!!

ステージ上に緩やかな坂が作られているんですが、その坂を使って、所狭しとキャストがローラースケートで滑りまくります!
主人公のキーラにいたっては、かなり多くのシーンでローラースケートを履いていて、見事な滑りを披露してくれていますよ!

プロデューサーのインタビューによると、キーラ役の『ケリー・バトラー』は、このローラースケートを自分の体の一部にするために、相当な努力をしたそうです。

ローラースケートを履いて演技をする事はとても難しいようで、当初、ソニー役を演じるはずだった、『ジェームズ・カルピネロ』は、
このローラースケートで怪我をして降板してしまい、『シェーン・ジャクソン』がソニー役を引き継いだそうです!

フィナーレでは、ステージ上にいくつものミラーボールが降りてきて、キャスト全員がローラースケートを滑りながら『XANADU』歌って踊るんですが、これがかなり楽しいですよ?!!!

楽曲

ジョージ・ハリスンやポール・マッカートニーのアルバムもプロデュースしている『ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)』のリーダー、『ジェフ・リン』が楽曲を手掛けています!

ブロードウェイ版のオリジナル楽曲の他に、映画版のサントラで使われた全曲、更に『オリビア・ニュートン・ジョン』のヒット曲も使用されて、80年代の雰囲気が満載です!

僕のお気に入りは、とってもベタですが『Have You Never Been Mellow?』とタイトル曲の『Xanadu』です!

衣装

ミューズ達(ゲイやおばちゃんですが・・・・・・)は、パステルカラーのギリシャ神話をイメージさせるドレスを着て登場します!

衣装はキレイですが、着ている人たちは色んな意味で全員スゴイです!(笑)

その他に、キュクロプス(一つ目の巨人!)や、ケンタウルス(上半身人間で下半身が馬!)、メドゥーサ(髪の毛が毒蛇の魔物!)など、数多くのきぐるみ(?!)も登場します!(笑)

キャスト

圧倒的な存在感だったのは、カリオペ役の『ジャッキー・ホフマン』!

最高の間を取りながら見せてくれるハチャメチャな演技と客いじり、メチャメチャくだらない事を真面目に演じる彼女は、完全に主役を食っていて、最高の笑いを提供してくれました!

◆ちなみにこのカリオペ役ですが、2008年7月29日から9月7日までは、 映画 『 天使にラブソングを 』に主演していた、
『ウーピー・ゴールドバーグ』が演じていました!

そして、タレイヤ、ヤング・ダニー、80'sシンガー等の役を演じた『 カーティス・ホルブルック』!!!
カーティスは、映画版ヘアスプレーにもチョイ役で出演しているんですが、彼がまたとってもいいんですよ!!! 特にタップダンスのシーンはカッコ良くて、身を乗り出して観ちゃいました!!!

客層

僕が観たときは、60代から70代(くらい?)のおばちゃん(というか、おばあちゃん)だらけで、とにかく驚くほど年齢層が高かったです。(平日のマチネだったから・・・? それともそういうサークルの人たちが団体で観に来たのかな・・・・・・?)

トニー賞

受賞歴なし

ブロードウェイに行く前に・・・

この作品のベースとなったミュージカル映画はこちら! 『オリビア・ニュートン・ジョン』と『ジーン・ケリー』が主演しています!
●『ザナドゥ

楽曲の予習はこちらでどうぞ!ミュージカルのサントラです!
●『Xanadu [Soundtrack]

動画で内容をチェックしよう!


    アンケートのお願い

    このページは、参考になりましたか?今後の改善のため、ご意見をお知らせください。

    件名