- 原題
- The Phantom of the Opera
- 劇場
- マジェスティック劇場
- 上演時間
- 2時間30分(15分間休憩あり)
- プレビュー
- 1988/01/09
- 初日
- 1988/01/26
- クローズ
- 2023/04/16
- 公式サイト
- https://us.thephantomoftheopera.com/
あらすじ
19世紀半ば。
パリ・オペラ座の地下に住む、姿が醜いゆえに孤独な心を持つファントム。
彼は、愛するコーラスガールのクリスティーヌをプリマドンナにしたいと願い、自らを『音楽の天使』と名乗り、夜ごと彼女の元に現れる。
クリスティーヌは、亡き父の面影を宿したファントムに心奪われ、好奇心から仮面を剥ぎ取り、
彼の醜い素顔を見てしまった事から悲劇が始まる・・・・・。
醜い素顔を見られた悲しみ・・・・・・。
そして、クリスティーヌの前に現れた幼馴染で恋人のラウルへの嫉妬。
ファントムのその気持ちは、次第に怒りへと変わり、 クリスティーヌの目の前でラウルを捕らえ、彼女にこう迫った。
『俺を嫌えば、こいつを殺す。さあ、選べ!どちらかを!』
はたして、クリスティーヌの選択は・・・・・・。
みどころ
ブロードウェイは、夜になると賑やかなネオンで明るくなる劇場が多い中、このマジェスティック劇場は、これから起こる悲劇を予感させるような妖しい雰囲気を醸し出しています。
そして、劇場に一歩足を踏み入れると、 見事に19世紀半ばのオペラ座を再現しています。
また、120本のロウソクが浮かび上がる地底湖の場面や 2万3千個のクリスタルを使った巨大なシャンデリアが落下する場面は、是非ともご自身の目で確認してみて下さい。
楽曲
『エビータ』や『キャッツ』など数々のミュージカル作品の楽曲を手掛けた、『アンドリュー・ロイド・ウェバー』が担当しています。
オペラ座の雰囲気にぴったり合った、 クラシックやオペラがベースとなった名曲が揃っています。
衣装
とにかく豪華です! 衣装の総数は200点を超え、キャストは何度も衣装替えをします!
この数々の豪華な衣装で、19世紀半ばのパリ・オペラ座の雰囲気を見事に再現しており、1988年にトニー賞最優秀衣裳賞を受賞しています!
キャスト
【2014年11月】
ファントム役は、シカゴのビリー・フリンやレ・ミゼラブルのジャベールなどを演じていた「ノーム・ルイス」が演じています。
ブロードウェイ初の黒人によるファントムが演じられています!
≪鑑賞時の感想≫
やはり、僕が観た際に印象に残ったのは主演のファントムです。
2003年8月に鑑賞した際にファントム役を演じていた「ヒュー・パナロ」でしたが、このキャストが本当に素晴らしく、ファントムを演じているキャストを観ているというより、ファントムそのものが目の前にいるかのようでした。
また、2013年6月、10年振りに観た時にファントムを演じていたのは、スウェーデン出身でブロードウェイやウエスト・エンドで数々のミュージカルに出演している「ピーター・ジョーバック」でした。
ピーターも良かったですが、個人的にはヒューの演じるファントムの方が印象に残っています!
客層
男女問わず幅広い年齢層の方々がおりました。
ただ、小さいお子さんや10代の方は少ないかな・・・・・・という印象です。
ストーリーが子供さんにはちょっと分かりにくいかもしれないからですかね。
また、カップルや友人同士での観劇が多かったように思います!
トニー賞
【1988年】 作品賞、主演男優賞(マイケル・クロフォード :ファントム役)、助演女優賞(ジュディ・ケイ :カルロッタ役)、演出賞、装置デザイン賞、 衣装デザイン賞、照明デザイン賞の7部門を受賞!
ブロードウェイに行く前に・・・
英語が分からなくても大丈夫!
ほぼ同じ流れでストーリーが進行していく 映画版のDVDが発売されていますので、こちらで予習をどうぞ!
●『オペラ座の怪人』
楽曲の予習はこちらでどうぞ!ミュージカルのサントラです!(ロンドンキャスト盤です。)
●『The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)』